残薬調整(減数調剤)に関するご案内
2023年6月14日
保険薬局の皆様へ
2023年6月12日
一陽会 原田病院
~残薬調整(減数調剤)に関するご案内~
平素より院外処方箋を応需いただき有難うございます。
平成30年度診療報酬改定において、主治医の指示により残薬分を差し引いた減数調剤(薬剤服用歴の記録又は調剤録及び残薬の外形状態・保管状況その他の残薬の状況を確認した上で、処方箋に記載された医薬品の数量を減らして調剤する業務)の取り扱いが「調剤報酬点数表に関する事項<通則>4」に示されました。
そこで、当院では院外処方箋の備考欄「保険医療機関に情報提供」にチェックがあり「残薬調整後の報告可」の記載がある場合には残薬調整に関する疑義照会を不要とします。
運用開始:2023年6月13日とします。
<減数調剤の適用範囲>
①継続処方されている処方薬に残薬が確認された場合
②内用薬については、処方箋に記載された医薬品の投与日数が減数対象
③頓服薬については、処方箋に記載された医薬品の投与回数が減数対象
④外用薬・注射薬・その他については、処方箋に記載された医薬品の処方量が減数対象
<減数調剤の注意事項>
①減数調剤を行う場合は原則実物を確認した上で調整を行うこと。
②減数調剤後の処方日数・処方回数・処方量は必ず1以上とすること。削除については、疑義照会が必要。
③処方箋に記載された医薬品の1日量や1日服用(使用)回数等を減ずることはできない。
また用法の一部に対する減数調剤はできない。
(例)【分3】1日3回朝昼夕食後のうち昼食後のみの減数
④減数調剤であるため、処方日数・処方回数・処方量を増やすことはできない。
⑤麻薬および覚せい剤原料・抗悪性腫瘍薬の減数調剤は不可とする(疑義照会が必要)。
⑥お薬手帳には残薬調整した旨の記載をすること。
<減数調剤後の情報提供の方法>
減数調剤も詳細(残薬状況、残薬が生じた理由および実際に患者へ交付した薬剤の数量等)については、必ず服薬情報提供書(トレーシングレポート)(広島県版)に記載の上、できる限り当日中に当院薬剤科へFAXしてください。
FAX番号:082-921-8035