放射線科(画像診断センター)
放射線科(画像診断センター)の概要
2012年4月に、院内画像診断センターが設立されました。
より正確な診断ができるよう、CRシステム、CT、MRI、DR(デジタルX線透視装置)など高度な医療機器を導入。
当院および一陽会サテライト(一陽会クリニック、イーストクリニック、横川クリニック)の画像診断はもちろん、周辺医療機関からの受託検査なども行い、地域医療へのさらなる貢献をめざします。
診察時間
外来診察時間は、以下リンク先の各ページでご確認ください。
担当医
氏名 | 小林 昌幸 |
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役職/職名 | 画像診断センター長 |
専門分野 | 放射線科 |
出身大学 | 広島大学 医学部(1986年卒) |
資格等 |
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画像診断検査のご相談・ご予約
当院は周辺医療施設からの委託検査も積極的に受け入れております。
MRIはフィリップス社の3.0テスラ装置で画質の評判も良く、MR腫瘍イメージング(DWIBS、拡散強調画像)やMRCP(MR膵胆管造影)、MRA(MR血管造影)等も威力を発揮しています。
CTの方も80列マルチスライスCTの最新鋭機で下肢CTAもルーチンベースで行っています。
CT、MRIなど院外からの委託検査枠は十分余裕がありますのでお気軽にご活用ください。
画像・報告書は原則翌日配布(着便)、緊急例は即日対応(お電話またはFAX)も可能です。
用紙ダウンロード
検査のご相談・ご予約窓口(放射線科)
お電話 |
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FAX | 082-921-8035 |
放射線機器
検査装置は一般撮影(FPD)、CT、MRI、DR(ディジタルX線透視装置)、DEXA(骨塩量測定装置)などがあり、専用画像サーバに接続して院内画像ネットワークを構築しています。
3D画像処理ワークステーションを有し、各種3次元画像処理やCTA(CT血管造影)、CD-R画像作成(X線フィルムの代用)等を行っています。2023年6月には80列マルチスライスCTが更新され、CT検査の飛躍的な高速化と精度の向上や冠動脈CT検査も可能となっています。
CT装置 Aquilion Prime SP(キャノンメディカルシステムズ社製)
80列検出器による短時間での撮影と、ガントリ開口径が780mmのワイド・ボアによる広い検査環境を提供し、患者さんへの検査負担が軽減されます。
CT装置に搭載されている新技術
- 人工知能(AI)を用いた被ばく低減
- ⾦属アーチファクトの低減技術
- Dual Energy Scan
当院にはX線CT認定技師が在籍し、臨床の場面において被ばく低減に努めるなど、患者さんには安心して検査を受けていただけます。
詳しい検査内容は医師または診療放射線技師までお気軽にお尋ねください。
MRI(フィリップス社製/Ingenia3.0T)
当院のMRIは2014年3月に、最新鋭の3.0T(テスラ)MRI装置に更新しました。
静磁場強度が2倍になることで信号強度比(SNR)も2倍となり短時間でも高画質な検査ができます。
3.0T(テスラ)MRI装置は脳神経や脊椎領域、MRAなど限られた領域を得意としていましたが、本装置は、マルチトランスミットと言われる新しいRF送信技術やアプリケーションによって今まで困難であった腹部骨盤領域も高精細な画像が得られるようになりました。
また複数のコイルが寝台内蔵しており患者さんのポジショニング変更なしで頚部から骨盤部まで広範囲をカバーし、全脊椎や拡散強調画像による腫瘍イメージング(DWIBS)を撮像できます。
ガントリー開口部が大きくなり患者さんには圧迫感が少なくなりました。
画像ファイリングシステム「PACS」(PSP社製/EV Insite&iReport)
2004年10月にMRIとPACSシステム(横河電機社製)を導入し、院内画像ネットワーク化と電子レポートを開始しました。
2005年5月より電子カルテ化と同時にフィルムレス化も実施し、院外配布画像も主としてCD-Rで行っています。(フィルムは高価で近年の画像の増加に対応できない)
2011年9月にPACSシステム更新を行い、画像サーバー容量は12TBに増加しました。
画像伝達速度は0.1秒/画像、診断画像ビュアは3メガのカラー液晶モニターで読影システムと連動しています。
DR装置(SHIMADZU SONIALVISION G4)
多目的ディジタルX線TV装置で、消化管造影、シャント血管造影や拡張術(PTA)、CVポート埋込、腎ろう造設などのIVRなどに幅広く使用されています。
FPD装置(FUJIFILM社製/CALNEO)
ディジタルラジオグラフィー撮影装置で、画像サーバと接続しフイルムレスで画像の院内配信を行っています(PACS)。
骨塩量測定装置(日立アロカメディカル社製/DCS-900FX)
2014年2月に骨塩量測定装置を更新しました。
骨粗鬆症による骨折の中で頻度の高い腰の骨(腰椎)や太ももの付け根(大腿骨近位部)の骨密度を直接測定するので正確に計測できます。
検査件数とプロパガンダ
月間検査数はCTが400件、MRIが120~130件程度となっています。
DR検査は消化管造影(胃透視、注腸造影)、透析シャント血管造影や拡張術(PTA)、CVポート埋込、腎ろう造設など。
特に透析シャント狭窄拡張術(PTA)は月間70例と市内でもトップクラスの件数を誇っています。